山形市で使える新築補助金とは?山形市の制度を徹底解説
山形市で使える新築補助金とは?
この記事では、山形市で住宅に関する補助金について解説しています。
最後まで読んで頂ければ、山形市で使える新築補助金が理解できるようになります。
山形市でどんな補助金が利用できるのか気になる方は続きをお読みください。
山形市で使える新築補助金の種類
山形市で使える新築補助金を一覧にしてご紹介します。
山形市では新築住宅の購入を支援するために、25万円から200万円の範囲で補助金が提供されています。
この補助金を活用することで、あなたの住宅購入がより手頃になるかもしれません。
ただし、補助金の予算には限りがあり、政策の変更によって申請の打ち切りや条件が変わることがあります。
最新の情報を得るためには、国や地方自治体の公式ホームページを定期的にチェックしてください。
国の補助金
給付金内容:
子育て世帯・若者夫婦世帯による高い省エネ性能を有する新築住宅の取得や、住宅の省エネ改修等に対して補助金を交付する。
対象要件:
一定の期間内に契約、着工、完成等する、高い省エネ性能を有する新築住宅の取得や一定のリフォーム工事
※他にも要件がございます。詳しくは関連するページをご覧ください。
給付金額等:
新築注文住宅及び新築分譲住宅の購入:最大100万円/戸
リフォーム:上限60万円/戸
山形県の補助金
令和6年度やまがた省エネ健康住宅新築支援事業費補助金の募集について | 山形県
給付金内容:
「やまがた省エネ得健康住宅」の認定証の交付を受けた新築住宅・建売住宅の購入に対して補助金を交付する。
やまがた省エネ健康住宅と併せて、太陽光発電設備及び蓄電池設備等を設置する住宅を新築する際に補助金を交付する。
対象要件:
- 自ら居住するための住宅を新築すること
- 施工業者は県内に本店がある事業者であること
- やまがた省エネ健康住宅を取得したZEHであること
- 建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)の認証を受けていること
- 令和7年2月28日まで引渡しを受け、実績報告書を提出すること
給付金額等:
最大約200万円
令和6年度山形県県産認証材「やまがたの木」普及・利用促進事業のご案内 | 山形県
給付金内容:
県産木材を使用して住宅や民間施設(店舗・事務所等)を新築する方に対して、補助金を交付します。
対象要件:
①県産木材を一定数量以上使用した新築の住宅や民間施設(店舗・事務所等)
②その他、交付要綱に定める要件
給付金額等:
住宅 25万円民間施設(店舗・事務所等) 県産木材の使用量に応じて最大50万円※民間施設については、やまがた木造設計マイスター若しくは国等が実施した同様の研修を受講した者が設計に携わった場合は10万円を加算
山形市の補助金
令和6年度環境貢献市産材支援家づくり事業について|山形市公式ホームページ
給付金内容:
山形市産材を8㎥以上使用した新築の戸建て住宅に補助します。
(令和5年度までは山形市産材利用拡大促進事業として実施)
・移住世帯
・子育て世帯
・三世代世帯
・近居世帯
に該当する場合、より多くの山形市産材を使用する場合、新築する戸建て住宅に新規に購入した薪ストーブ等を設置する場合には、加算制度があります。
対象要件:
- 個人が建築主であり、自ら居住する新築の戸建て住宅であるもの。
- 山形市産材を8㎥以上使用するもの
- 山形市内に事業所を有する工務店等が施行業者であること
※その他詳細については、山形市公式HPをご覧ください。また、他の支援策との併用については、お問い合わせください。
給付金額等:
1件あたり 50万円加算について
【世帯加算】移住世帯、子育て世帯、三世代世帯、近居世帯のいずれかに該当する場合、10万円加算
【環境貢献加算】市産材を10㎥以上12㎥未満使用する場合、10万円加算市産材を12立方メートル以上使用する場合、20万円加算
【薪ストーブ等設置加算】新築する戸建て住宅に新規に購入した薪ストーブ等を設置する場合、10万円加算
そもそも新築補助金とは、何のためにある?
新築購入をする方にとって購入の経済的なサポートになる新築補助金ですが、そもそも新築補助金とは何のためにあるのでしょうか?
補助金には国や行政の政策に応じた目的があります。
ここでは新築補助金とは何なのか、またその目的を解説します。
新築住宅の補助金とは
新築住宅の補助金は、家を建てるか購入する人々に対して、国や地方自治体から提供される経済的な支援です。
この補助金を利用することで、新築の購入費用を減らし、購入を容易にすることができます。
補助金を受け取るためには、特定の物件や購入者が満たすべき条件があります。
また、補助金は国や地方自治体の政策目標を反映しており、その制度は通常1年間の期限が設けられています。
補助金の目的別
経済対策としての補助金
補助金を給付する目的として、経済対策が挙げられます。
住宅の購入は大きな経済的取引であり、経済効果が大きいため、経済対策を目的とした補助金が多くあります。
エコ対策としての補助金
環境保護の観点から、脱炭素社会を目指す動きが世界中で進んでいます。
日本では2050年までにカーボンニュートラルを達成するための取り組みが進行中です。
地域人口対策としての補助金
地方自治体の多くは少子化や過疎化で人口減少が問題となっています。
自治体に移住する人を増やすため、また転出者を出さないために補助金を出すことによって、人口対策にもなっています。
山形では、住宅に使用する材木を山形県産のものの利用を促進して地域経済の対策にも補助金を利用しています。
その他の補助金
新築住宅だけでなく、リフォームや太陽光パネル設置、中古住宅の流通促進など、住宅関連の補助金も多岐にわたります。
特に太陽光パネル設置の補助金は、新築住宅の建設と併せて利用することができ、エネルギー効率の良い住宅づくりを支援します。
山形市の新築補助金を活用するための準備
新築補助金を活用するための準備や確認点について解説します。
新築補助金は基本的にはハウスメーカーや工務店が申請するので、申請に必要な手続きや書類は用意してくれますので、特に事前に準備するものはありません。
しかし、ハウスメーカーが把握していない補助金も存在することがあります。
全てをハウスメーカーに任せてしまうと、受け取れるはずの補助金を見逃す可能性があるため、自らもどのような補助金があるのかを確認することが大切です。
どのような新築補助金があるのか確認する
新築補助金はハウスメーカーから紹介されるものもありますが、その地域特有の補助金もあるため、ご自分の地域でどのような補助金があるか確認します。
対象要件の確認
補助金を受けるためには、さまざまな条件が設定されています。
購入予定の住宅がこれらの条件を満たしているかどうかを確認することが必要です。
期間・予算・併用可能
補助金の申請には期限があります。
また、各補助金には予算があるので、予算が上限に達してしまうと補助金が受けられなくなる場合があるので注意が必要です。
補助金は他の補助金と併用して申請できないものもあるので、併用して申請できる補助金かどうかを確認して下さい。
最新情報の確認
補助金の情報は毎年変わるので、最新の情報を確認するようにしてください。
この記事で紹介している補助金も2024年5月時点のものになるので、この記事をご覧になっているタイミングでは、補助金の内容が変わっている可能性があるので、補助金の検討をする際は必ず最新の情報を確認してください。
新築補助金以外にも知っておきたい補助金・減税制度
新築補助金以外にも新婚さんのための補助金や山形への移住者向けの補助金がありますのでご紹介します。
また、補助金とは異なりますが住宅ローン減税や各種減税制度などもご紹介します。
これらの制度を利用することで、経済的なメリットを享受できる可能性がありますので、ぜひ確認してみてください。
山形への引越しに関する補助金
【令和6年度】山形市結婚新生活支援補助金の募集予定について|山形市公式ホームページ
給付金内容:
結婚して新生活を始める夫婦を対象に、住宅の取得費、家賃、リフォーム費用や引越費用等を補助します。
対象要件:
令和6年1月1日から令和7年3月31日までの間に婚姻届を提出し、受理された夫婦で、以下(1)~(6)の全ての要件を満たす夫婦(世帯)が対象です。
(1)対象となる住宅が山形市内にあり、住民登録のうえ居住していること。
(2)夫婦の所得金額の合計が500万円未満であること。
(3)婚姻日時点における夫婦の年齢がそれぞれ39歳以下であること。
(4)夫婦ともに過去に結婚新生活支援事業による補助金の交付を受けたことがないこと。(他自治体を含む)
(5)夫婦ともに市区町村税を滞納していないこと。
(6)夫婦及び世帯構成員のいずれもが暴力団員等でないこと。
給付金額:
- 住居費
- リフォーム費
- 引越費用
1世帯(夫婦)あたり 上限60万円
給付金内容:
東京一極集中の是正及び本県の担い手不足対策のため、東京圏から本県へ移住し就業等した方の経済的負担を軽減する「移住支援金」(最大100万円+α)を支給する事業です。
対象要件:
1.移住前、東京23区内に在住、または東京23区内に通勤
2.山形県内に移住し、申請後5年以上継続して移住先市町村に居住する意思があること。
3.山形県内に就業すること※各種要件あり
給付金額:
- 世帯での移住の場合100万円
- 単身での移住の場合60万円
- 18歳未満の世帯員がいる場合、18歳未満一人当たり最大100万円が加算されます。
住宅ローン減税
住宅ローン減税とは住宅購入のための住宅ローン残高に応じて所得税や住民税が減税される制度です。
2024年度から最大控除額が増額された代わりに、対象になる住宅は省エネ基準に適合した住宅が必須になりました。
住宅ローン減税は購入した翌年に確定申告を行うことで、減税を受けることができます。
その他減税
一定の認定長期優良住宅や認定低炭素住宅の新築又は取得を行った場合、「固定資産税」「登録免許税」「不動産取得税」が軽減されます。
父母や祖父母などの直系尊属から、住宅の新築・取得又は増改築等のための資金を贈与により受けた場合に、一定額までの贈与につき贈与税が非課税になる「贈与税非課税措置」という制度もあります。
山形市で使える新築補助金!まとめ
この記事では山形市で使える新築補助金について解説しました。
補助金は国、都道府県、市町村が給付するものがあり、給付される金額は数万円から25万円〜200万円という大きな金額をもらえます。
これらの補助金を併用すれば数百万円ものお金をもらえることができ、是非活用したい制度です。
補助金は住宅を購入した後に支払われるものであり、予算がなくなると申請を打ち切られてしまう可能性もあるので、補助金を見込んで住宅購入の予算を考えるのはリスクがありますので、補助金に依存しない購入計画が必要です。
また、山形市の移住支援補助金や住宅ローン控除など、新築補助金だけではなくその他の支援制度を利用するとさらにお得になります。
新しい補助金が登場する可能性があり、ハウスメーカーや工務店が把握していない補助金もありますので、最新情報をチェックして、新築購入に賢く活用していただければと思います。