「空き家差し上げます」山形の中古住宅サイトの活用方法

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「空き家差し上げます」とは?

この記事では、「土地と建物の無償譲渡」と中古住宅サイトの活用方法について解説しています。

最後まで読んで頂ければ、山形県の中古住宅の探し方が分かるようになります。

山形県で中古住宅を探している方は続きをお読みください。

「空き家差し上げます」とは何?

山形で中古物件を探している際に、「空き家差し上げます」という言葉を見たり聞いたりしたことがありませんか?

「空き家差し上げます」とはその言葉のとおり、空き家の土地と建物を無償で譲渡することです。

一般的に、中古住宅などの不動産は、築年数や相場、取引事例などのさまざまな条件によって物件価格を設定し、市場に売りに出されます。

空き家の所有者の事情により、「無料でもいいので手放したい」という0円物件が存在する。

無料の空き家が存在する理由

中古住宅が無料で手に入るのはうれしいことですが、なぜ0円の空き家が存在するのでしょうか?

無料の空き家が存在する5つの理由を解説します。

活用も売却もできない

無料の空き家が存在する理由として、活用する予定がないにも関わらず、売却できないことが挙げられます。

空き家を手放す際には、不動産会社に依頼し、中古物件として売り出すことが一般的です。

しかし、空き家は老朽化が進んでいることがほとんどで、修繕やリフォームをしなければ住めないため、買い手は簡単には見つかりません。

売り手は、売り出しても買い手が見つからず、賃貸に出すための費用もかけられないため、空き家の売却・活用はできなくて困っている。

その結果、「無料でもいいのでもらって欲しい」と考える人が出てくるのです。

解体に費用がかかる

空き家を売却する場合、建物を解体してから更地にして売り出す方法もあります。

一般的に、古家付き住宅よりも更地のほうが需要が高く、売却しやすい。

買い手にとって更地は、解体費用が不要ですぐに住宅を新築できるメリットがあるからです。

空き家を解体するには、木造住宅でも100万円以上の費用がかかる。

せっかく費用をかけて解体し、更地にしたからといって買い手が見つかるとは限りません。

そのため、解体費用をかけるくらいなら、「無料でもいいので空き家を譲渡したい」と考える人も少なくないのです。

空き家の維持・管理に費用と時間がかかる

空き家をきれいな状態に保つためには、費用と時間がかかります。

売り手は定期的な換気や掃除、草むしりなどはもちろん、台風や大雨などで屋根や壁が破損した場合には修繕をしている。

メンテナンスをせずに放置していると、空き家が荒れ果てた状態となり、近隣の景観を損なうだけではなく、不法侵入や放火などの犯罪が発生するリスクが高まるでしょう。

さらに、ネズミなどの害獣が住み着いたり、庭木の枝が道路や隣接する住宅まで伸びたりして、近隣に迷惑をかけるかもしれません。

空き家が遠方にある場合は交通費もかかるため、空き家の維持・管理に費用と時間をかけられないことから、無料でも手放したい人も。

空き家を所有しているだけでも税金がかかる

無料の空き家が存在する理由として、まったく使っていない空き家でも、所有し続ける限り毎年税金がかかることが挙げられます。

空き家には、固定資産税や都市計画税が毎年かかるため、
「無駄な出費を抑えるためにできるだけ早く手放したい」

と、無料でも空き家を譲渡したいという状況になるのでしょう。

特定空き家に指定されると固定資産税が高くなる

空き家をメンテナンスせずに放置して「特定空き家」または「管理不全空き家」に指定されると、固定資産税が高くなることも、無料の空き家が存在する理由の1つです。

日本全国で空き家が増え続け、空き家問題が深刻化したことで、2015年に「空家等対策の推進に関する特別措置法」が施行されました。

法改正により、「特定空き家」または「管理不全空き家」に指定された空き家は、「住宅用地の特例」が適用外になり、税の軽減措置が受けられないため、土地の固定資産税が最大で6倍まで増額するようになったのです。

「今後さらに出費が増える前に無料でも手放したい」と考える人が増えたことで、無料の空き家の存在も多くなりました。

「空き家差し上げます」に問題やリスクはない?

空き家を無料でもらうことには、問題やリスクはないのでしょうか?

土地や建物などの物の譲渡する際には、対価としてふさわしい代金を支払いますが、空き家は0円で譲渡するため、法律的には「贈与」となります。

ただし、たとえ空き家が無料でも、譲り受けるにはさまざまな費用がかかるため注意が必要です。

空き家の無償譲渡にかかる費用

空き家の所有者が変わる場合、主に3つの税金がかかります。

不動産取得税

土地や建物などの不動産を取得した際には、物件価格に関係なく不動産取得税がかかります。

不動産を受け取った人は、固定資産税評価額の4%を支払わなければなりません。

固定資産税評価額によって異なり、数万円~数十万円程度かかる。

登録免許税

土地や建物などの不動産を取得したら、空き家の所有権を譲渡人から貰い手に移すための登記が必要です。

登録免許税は固定資産税評価額の2%です。

固定資産税評価額によって異なり、数万円~数十万円程度かかる。

贈与税

土地と建物の評価額が110万円を超えた場合にかかる税金が贈与税です。

固定資産税評価額によって異なり、数十万円~数百万かかる場合も。

他にも、譲渡契約書の作成費や印紙代、修繕費なども必要になる場合があることも覚えておきましょう。

空き家の無償譲渡の注意点

前述したとおり、無料で空き家を取得しても税金がかかります。

また、空き家を無料で取得する場合、費用面だけではなく、さまざまな問題が生じるリスクがあります。

契約時にトラブルが発生するリスク

空き家の無償譲渡で発生するリスクが、契約時のトラブルです。

通常の不動産売買では、売主と買主の間に不動産会社が入り、条件の交渉から売買契約締結や物件の引き渡しまで、しっかりとサポート。

仲介手数料が発生しない空き家の無料譲渡では、不動産会社は仕事を引き受けてくれない。

不動産の知識がない人同士での直接取引となるため、契約時にトラブルが発生しやすくなるのです。

取得後に高額なリフォーム費用がかかるリスク

空き家の取得後に、予想以上の高額なリフォーム費用がかかるリスクもあります。

無料の空き家の多くが老朽化しているため、雨漏りを修理するために屋根の葺き替え工事が必要になったり、外壁のひび割れを補修するために外壁工事が必要になったりするかもしれません。

内装・外装ともに劣化している箇所が多いと、フルリフォームしなければならなくなるため、修繕費が1000万円を超える場合も。

無料の空き家を取得した際には、大規模な修繕に高額な費用がかかる可能性があることも覚えておきましょう。

取得後に空き家を手放す際に生じるリスク

無料の空き家を将来的に手放す際には、貰い手がなかなか見つからない可能性が高いです。

無料で取得した時点で、空き家のニーズはほとんどありません。

さらに、取得してから築年数が経過しているため、建物の老朽化も進んでいるでしょう。

老朽化した建物は大規模な修繕が必要となるため、高額なリフォーム費用を懸念して、買い手や貰い手が見つからない可能性が高い。

無料の空き家には問題やリスクが発生する可能性があるため、タダだからといって飛びつかず、将来的なことも考えて取得するかどうかを判断しましょう。

無料物件と有料物件のメリットとデメリット

無料物件と有料物件では、それぞれメリットとデメリットが異なります。

無料物件と有料物件のメリットとデメリット

無料物件のメリット・デメリット

【無料物件のメリット】・無償で物件を手に入れられる・補助金や助成金を利用できる可能性がある・住宅以外にも賃貸物件や宿泊施設など自由に活用できる

無料物件はタダで物件が手に入れられるうえ、条件によっては地方自治体の補助金や助成金を利用できる可能性あり。

また、自分好みにリフォームやリノベーションを行い、賃貸物件や宿泊施設など、住宅以外にも自由に活用できることがメリットです。

【無料物件のデメリット】・手続きを自分でする必要がある・税金や諸費用がかかる・リフォームやリノベーションが必要

無料物件は不動産会社では取り扱わないため、手続きを自分でしなければなりません。

また、いくら物件が無料でも、税金や諸経費はかかります。

空き家などの無料物件は築年数が古く、老朽化していることがほとんどです。

税金、リフォームやリノベーションの費用がかかるデメリットあり。

有料物件のメリット・デメリット

【有料物件のメリット】・不動産会社が手続きをサポートしてくれる・プロのアドバイスを受けられる・瑕疵があった場合対処してもらえる

有料物件の売買は不動産会社が仲介してくれるため、さまざまな手続きを不動産会社にサポートしてもらえ、不動産売買の実績が豊富なプロのアドバイスを受けられる。

また、物件の引き渡し後に瑕疵が見つかった場合でも、不動産会社に対処してもらえることがメリットです。

【有料物件のデメリット】・仲介手数料がかかる・悪徳業者に出会う可能性がある

不動産売買の仲介を不動産会社に依頼すると、仲介手数料がかかる。

また、不動産会社の中には、高額な手数料を請求するような悪徳業者もいるため、業者選びを慎重に行う必要があります。

山形県で中古住宅を探す方法

山形県で中古住宅を探す方法はいくつかあります。

例えば、無料の空き家のように、親戚や知人などから譲ってもらう方法もありますが、価格交渉をしにくかったり、トラブルが生じたりするリスクもあるでしょう。

納得いくまで交渉するためには、不動産会社での購入をおすすめします。

以下の4つの方法で中古住宅を探してみてください。

中古住宅サイトで探す

中古住宅を探す方法の主流となりつつあるのが、中古住宅の情報を検索できる不動産ポータルサイトです。

スマホやパソコンがあれば、いつでもどこでも中古住宅を探せ、豊富な物件情報を手軽に得られます。

物件価格やエリア、間取りや立地などの条件を絞り込んで検索できる。

物件情報は毎日更新されるため、お目当ての中古物件に出会えるまで、こまめなチェックが欠かせません。

インターネット上にはさまざまな中古住宅サイトがあるため、サイト選びで悩むこともあるでしょう。

中古住宅サイトを選ぶ際には、登録件数の多さや検索機能の使いやすさ、物件情報の見やすさなどに注目。

自分に合った中古住宅サイトなら、ストレスを感じることなく納得いくまで中古物件を探せます。

不動産会社の店頭で相談する

中古住宅を購入したいエリアが決まっている場合は、そのエリアにある不動産会社に相談してみましょう。

相談は無料ですので、気軽に足を運んでみてください。

店頭で気になる中古住宅が見つかった場合、すぐに内覧に行ける

また、中古住宅サイトに未掲載の物件を紹介してもらえたり、プロ目線のアドバイスを受けられたりするメリットがあります。

新聞の折り込み広告やチラシで探す

中古住宅は、新聞の折り込み広告やチラシでも探せます。

最近では新聞を購読していない人も増えていますが、地元の情報誌などと一緒に、チラシが投函されることも少なくありません。

定期的にチラシをチェックし、気になる中古住宅があれば不動産会社に相談しましょう。

住宅情報誌で探す

無料の住宅情報誌は、駅やコンビニ、スーパーやショッピングモールなどで入手可能ですが、物件情報が一部しか掲載されていないこともあります。

詳しく中古物件の情報を知りたい場合は、有料の住宅情報誌か中古住宅サイトの利用がおすすめ。

「空き家差し上げます」山形の中古住宅サイトの活用方法!まとめ

「空き家を差し上げます」の意味や理由、無料物件のメリット・デメリットや中古住宅を探す方法について解説しました。

特に、山形県などの地方は都市部と比較して空き家が多く、空き家問題が深刻化しています。

2015年の法改正により、空き家の適切な維持・管理が求められるようになったため、無償でもいいので空き家を譲りたいという人が増えています。

ただし、無料で空き家を譲り受けても、不動産の取得にはさまざまな税金や諸費用がかかるため、完全にタダで空き家を手に入れられるわけではありません。

不動産会社を通さずに譲渡契約を結ぶのは、不動産の知識がない人にとっては容易ではないでしょう。

安心して山形県で中古物件を探すには、中古物件サイトの利用をおすすめします。

中古住宅サイトなら、スマホやパソコンがあればいつでもどこでも中古住宅を探せるため、非常に便利です。

また、物件価格や間取りなど、希望の条件を絞り込んで空き家を探せるため、お目当ての中古物件を見つけやすいでしょう。

山形県で中古物件をお探しの人は、ぜひ中古住宅サイトをチェックしてみてください!

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