山形市中古住宅購入の知識と上手な探し方

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「山形市で中古住宅の上手な探し方はどんな?」

この記事では、山形市で中古住宅の購入を検討している方向けに上手な探し方のコツを解説しています。

最後まで読んで頂ければ、中古住宅の探し方が分かるようになります。

中古住宅の購入を検討している方は続きをお読みください。

中古住宅の基本!どんな販売方法?

そもそも中古住宅とはどういった定義なのかご存知でしょうか。

中古住宅とは過去に人が居住したことのある物件です。

また人が居住したことがなくても、竣工から1年以上経過している物件は「新築」には分類されず、「未入居住宅」や「中古住宅」と呼ばれます。

中古住宅が市場に出回るのは、以前の所有者が売却活動を始めたとき。

以前の所有者が不動産会社と媒介契約を結ぶことで、不動産会社によって売却活動が始まります。

不動産会社は物件を以下の方法で販売します。

  • 不動産会社に来店した人に直接紹介
  • インターネットに掲載して問い合わせ対応

最終的には不動産会社に依頼して中古住宅を購入する運びとなるのが一般的。

次の章では探し方や探す際のコツについて紹介します。

中古住宅の正しい探し方とコツ

ここでは中古住宅の正しい探し方とコツをステップごとに紹介します。

家族で希望条件をすり合わせる

中古住宅に限らず、不動産の購入を検討するときは、最初に家族で希望条件を出しあい条件の優先順位を明確にしておくことがとても重要です。

不動産購入を検討し始めた段階では、「中古住宅」なのか「注文住宅」なのか「建売住宅」なのか、また「一戸建て」なのか「マンション」なのかなど定まっていないケースもあるでしょう。

家族で条件をすり合わせたあと相場感を調査するうちに、そのあたりは定まっていくので初めの段階で定まっていなくても問題なし。

すり合わせる条件の一例

  • 予算
  • 間取り
  • エリア
  • リフォーム
  • 利便性(スーパーやコンビニ、駅、バス停、病院までの距離など)
  • 進学のしやすさ(小学校・中学校への距離や通学路、私立中学や高校へ進学した場合の交通の便など)
  • ペット可物件かどうか
  • 日当たりのよさや風通し

ある程度条件を出しあった後で、優先順位を決めていきます。

この段階で予算を重視した場合、中古住宅に限定されたり、間取りやエリアが限定されたりします。

さまざまな物件を見ていくうちに、期待が高まり条件がブレてしまうことがあるため、物件を見る前の冷静な状態で希望条件をすり合わせておいてください。

インターネットで探す(チラシや広告で探す)

家族で希望条件をすり合わせたら次のステップへ進みましょう。

インターネットやチラシ・広告で情報収集をして、相場感や気になる物件を調査します。

探し方

  1. 「SUUMO」や「HOME’s」などの不動産ポータルサイトを利用して、気になる物件を探す
  2. 「レインズ」で過去のデータや近隣のデータを検索
  3. 不動産会社に気になった物件を問い合わせる

「レインズ(REINS)」とは国土交通省から指定を受けた不動産流通機構が運営しているコンピューターネットワークシステムです。

引用:レインズ

エリアや間取りによって、相場感は大きく異なります。

レインズを利用してそのエリアの相場を把握しておくと相場が掴め、損のない不動産購入が可能です。

この時点で、物件の詳細(中古・新築、マンション・一戸建てなど)が決まっていない場合、先にすり合わせた希望条件と相場感をもとに物件を絞れます。

不動産会社で探す

気になる物件が見つかったり、エリアが確定したり、具体的な条件が定まってくると、不動産会社に相談に行きましょう。

中古住宅は最終的に必ず不動産会社を通して購入するため、相談は早いほうがよい。

このとき、信頼できる不動産会社が決まっていない場合は、一社に限定せずいくつかの不動産会社でお話を聞くことをおすすめします。

不動産会社は大きく分けて2つ。

  • 全国展開している大手チェーンの不動産会社
  • 地域密着型の地元の不動産会社

大手チェーンの不動産会社には、

「ウェブサイトが使いやすい」
「全国展開しているので幅広いエリアで探してもらえる」
「キャンペーンを実施していることがある」

といった強みがあります。

地域密着型の不動産会社には、

「担当者の転勤や異動が少ない」
「地域の情報に詳しい」
「大家さんとつながりが深い」

などの強みが。

反対に大手チェーンでは担当者がひんぱんに変わったり、地域密着型ではお店自体が目立たず見つけにくかったりといったデメリットもあります。

どちらもよい部分、悪い部分があるため、複数の不動産会社で話を聞いてみるとよい。

不動産会社では、まだインターネットに掲載されていない最新の情報を得られたり、画面上ではわからないメリットやデメリットが聞けたりするため、より購入が具体的になります。

また一社の不動産会社でしか扱っていない物件があることもあり、なるべく多くの不動産会社で相談することは重要です。

気になった物件の内覧へ行く

不動産会社で相談して、気になる物件がいくつか見つかったら、実際に内覧に行きましょう。

中古住宅では内覧の際、すでに売主が退去している場合とまだ住んでいる場合があります。

どちらにしても、内覧の際に売主である以前の入居者が立ち会うことが一般的です。

そのためマナーには注意してください。

内覧の際、メジャーを持参しておくと、家具や家電が入るかどうかチェックしやすく、実際に住むイメージも付きやすいため、忘れずに持参。

中古住宅の内覧でチェックするポイント

  • 耐震性
  • 基礎や外壁の劣化度合い
  • 間取り
  • 水回りの配置
  • 屋根裏の状態(雨漏りの有無)
  • 床のきしみや傾斜
  • 床下の土台の状態、湿気・白アリなどの害虫被害
  • 給排水管の状態
  • カビなどの臭い
  • ドアや窓の開閉

中古住宅は新築住宅と比較してチェックする項目が多いです。

場合によっては大幅なリフォームが必要になることも。

そのため、内装だけでなく外観のひび割れや劣化にも注目してください。

パッと見ただけではわからないポイントは、売主や不動産会社の担当者に、遠慮せず聞いてみましょう。

また、売買契約を結ぶ前にホームインスペクションをおこなうことも重要です。

ホームインスペクション(住宅診断)とは、住宅に精通したホームインスペクター(住宅診断士)が、第三者的な立場から、また専門家の見地から、住宅の劣化状況、不具合事象の有無、改修すべき箇所やその時期、おおよその費用などを見きわめ、アドバイスを行なう専門業務を指します。

引用:NPO法人 日本インスペクターズ協会

購入後に後悔しないために、気になる点はすべてクリアにしてから売買契約を結んでください。

中古住宅を探す時の注意点とポイント

中古住宅の探し方やコツについて、イメージは付きましたでしょうか?

ここではさらに深振りした中古住宅を探すときの注意点を紹介します。

不動産の知識がない方だとなかなか知り得ない情報もあるのでチェックしてください。

耐震

耐震強度は必ず確認しておくべきポイントです。

耐震基準が古いままの物件も存在し、大きな地震が起こったときに耐久できるか否か変わってきます。

1981年5月31日まで適用されていた基準が「旧耐震基準」と呼ばれて、翌日の1981年6月1日から適用されている基準が「新耐震基準」と呼ばれる。

新耐震基準の住宅は震度6強~7でも倒壊しないレベルの設計に対して、旧耐震基準の住宅は震度5強に耐えられるレベルの設計。

新耐震基準の物件を選ぶようにしてください。

住宅ローン

中古住宅には住宅ローンが組めない物件もあることをご存知でしょうか?

耐震基準や建ぺい率・築年数などの事情で、住宅ローンが組めない物件もある。

住宅ローンを組む予定で不動産を探している方は、物件探しの段階でその旨を伝え住宅ローンが組める条件で探しておくのが吉。

また、中古住宅に限らず住宅ローンの審査が通らなければ、せっかく条件に合った物件が見つかっても一から出直しです。

買いたい物件が定まった段階で住宅ローンの審査をおこなっておくことをおすすめします。

住宅ローン控除

住宅ローンの控除を受けるには一定の基準があります。

中古住宅の場合は新築の際の条件に加えて、現行の耐震基準を満たしている、一定の基準を満たしたリフォームが行われているなどいくつかの条件があるため、購入前に確認しておいてください。

リフォーム予算

中古住宅の場合は新築物件にはない、リフォームの必要性があります。

住宅と土地の価格だけでなく、リフォームの必要な箇所が出てくる可能性を考慮して予算を決めておくことが重要です。

築年数の古い住宅などでは、リフォームに数百万円かかるケースも。

内覧の際にリフォームが必要な箇所をチェックして、費用を算出しておくとよいでしょう。

リフォーム可能な物件か

購入する中古住宅がリフォーム可能な物件か否かもチェックしておきたいポイントです。

購入した住宅のリフォームは個人の自由だと考えている方もいるのではないでしょうか?

実はリフォームや建て替えのできない住宅もあります。

「再建築不可物件」と呼ばれるそもそも増築や建て替えができない物件や、できたとしても現状よりコンパクトな建物しか建てられない物件が存在する。

再建築不可物件は、都市計画区域や準都市計画区域でのみ該当し、物件が再建築不可物件かどうかは不動産会社や売主に聞くことで確認できます。

中古住宅を購入するメリット

注文住宅や建売住宅などがあるなかで、中古住宅ならではのメリットも存在します。

ここでは中古住宅を購入するメリットを紹介します。

価格が安い

中古住宅は新築物件と比較して価格が安いケースがほとんど。

物件は築年数を重ねるごとに資産価値を失います。

建築から約20年でその物件の価値はほとんどなくなると言われている。

そのため、新築物件と比較して安価な金額で不動産を購入できることはメリットです。

住みたいエリアを選びやすい

中古住宅を選択肢に入れると、より住みたいエリアを選びやすいと言えます。

建売住宅だと建築が予定されている物件やすでに完成している物件から、注文住宅だと土地が販売されている場所に建築、と選べる場所が限定されます。

中古住宅の場合はすでに建っている物件を購入するため、選べる立地の幅が広い。

とくに子育て世帯では子どもの小学校の学区や通学路の安全性など譲れない条件が多数。

ほかにも駅近物件や利便性に優れた物件を探しやすい点も、中古住宅のメリットです。

実物を見てから購入可能

建売住宅の場合、完成前に購入を決めることも珍しくありません。

とくに人気のエリアなどでは、施工前に売れてしまうこともしばしば。

注文住宅の場合はなおさら、実際の物件を事前に見ることは不可能です。

中古住宅であれば購入を決める前に、外観や内観を自分の目で見て決断できます。

実物を事前に見られる点は、中古住宅が人気を集める理由の一つです。

リフォーム次第で自分好みにできる

価格の安い中古住宅を購入して、浮いた費用でリフォームすることも可能です。

新築物件の価格には広告料や仲介料など、物件と土地以外の費用が1割程度かかっている。

中古住宅を購入する場合、より安価な価格帯で購入でき、自分好みにリフォームできる。

大規模なリフォームでは間取りなども変更でき、より理想に近い家に住むことも可能です。

敷地面積が広い場合がある

中古住宅は分譲されている新築物件と比較して敷地面積が広いケースがあります。

一か所にまとまって数軒の住宅が建っている様子を見たことはありませんか?

建売住宅を販売する会社は、件数を多く販売することでより利益を得ます。

そのため、一軒あたりの面積は無駄のない設計になっていることが多い。

その点、中古住宅の場合は広い庭がついていたり、車が何台も止められる駐車場があったり、面積が広いケースがありメリットだと言えます。

山形市中古住宅購入の知識と上手な探し方のまとめ

中古住宅の正しい探し方は以下の手順。

  1. 家族で希望条件をすり合わせる
  2. インターネットで探す
  3. 不動産会社で探す
  4. 気になった物件の内覧へ行く

中古住宅の購入を考えるときには以下の注意点をチェックしてください。

  • 耐震
  • 住宅ローン
  • 住宅ローン控除
  • リフォーム予算
  • リフォーム可能な物件か

中古住宅には新築物件にない魅力も豊富で、やり方次第で理想の住宅に近づくことも可能です。

  • 価格が安い
  • 住みたいエリアを選びやすい
  • 実物を見てから購入可能
  • リフォーム次第で自分好みにできる
  • 敷地面積が広い場合がある

中古住宅には上記のような魅力があります。

不動産の購入は生涯のうちもっとも大きな買い物になることがほとんどです。

後悔のない買い物ができるよう、事前にチェックして購入を検討してください。

正しい探し方とコツを押さえておくかどうかで、中古住宅の購入は変わります。

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