家の売却でやってはいけないこと!絶対に避けたいNG行動

管理者

「家の売却でやってはいけないこと」はあるの?

この記事では、家を売却する際に避けるべき一般的な間違いと、それによる損失を回避する方法について解説します。

家の売却予定があり、失敗しない方法を知りたい方は続きをお読みください。

「家の売却でやってはいけないこと」を知るべき理由

家を売却する前には、「家の売却でやってはいけないこと」を知っておく必要があります。なぜなら、家を売却する際には、気を付けなければならないことがたくさんあるからです。

「実績の豊富な大手不動産会社に売却を依頼したから大丈夫」
「査定額が最も高い不動産会社にすべて任せよう」

など、自分で何を調べずに家の売却を不動産会社に丸投げすると、売却に失敗するリスクが高まります。

家を売却したあとに、

「失敗してしまった」
「契約書をよく見たら契約内容がおかしい」

と後悔しないためにも、「家の売却でやってはいけないこと」を知っておくことは非常に重要です。

家の売却でやってはいけないことを、「家を売る前の準備」と「家の売却中」のタイミングに分けて解説します。

家を売る前の準備でやってはいけないこと

家を売る前の準備でやってはいけない12の項目を解説します。

これらのミスを避けることが、家の売却を成功させる鍵になります。

査定前に価格相場などを調べない

家や土地などの不動産を売却する場合、不動産会社に査定を依頼することが一般的ですが、自分でも価格相場などをある程度調べておかなければなりません。

市場相場を把握していないと、高すぎる売り出し価格で買主がなかなか見つからなかったり、安すぎる売り出し価格で売却して損をしたりしてしまう可能性あり。

事前に、売却したい家の条件と似ている物件の価格相場を調べておけば、このような事態は避けられます。

不動産会社を比較検討せず1社に決める

家の売却では、依頼する不動産会社を初めから1社に絞り込むのはNGです。

必ず複数の不動産会社を比較検討することをおすすめします。

複数の不動産会社に査定を依頼すれば、査定の結果から相場価格を把握できます。

また、多くの営業担当者と接することで、信頼できる人に出会える可能性が高まるでしょう。

査定価格の高さで不動産会社を選ぶ

不動産会社を選ぶ際にやりがちなのが、査定価格の高さで選ぶことです。

査定価格で売却できるとは限らないため、査定価格は売却価格ではない。

不動産会社の中には、契約欲しさに根拠もなく高額な査定価格を提示するような悪徳業者も存在する。

査定価格の価格相場や根拠が明らかであるか確認する必要があります。

不動産会社を選ぶ際には、査定価格だけではなく、実績や得意分野などから総合的に判断して選びましょう。

媒介契約ごとの特徴を理解せずに決める

不動産会社に仲介を依頼する際に、媒介契約の特徴を理解せずに契約することも、家の売却に失敗する原因の1つです。

媒介契約には3つの種類があります。

・一般媒介契約

複数の不動産会社との契約が可能で、自分で買主を見つけてもOK

・専任媒介契約

契約できるのは一社の不動産会社のみで、自分で買主を見つけてもOK

・専属専任媒介契約

契約できるのは一社の不動産会社のみで、自分で買主を見つけるのはNG

媒介契約の種類によって、契約できる不動産会社の数や売却活動の範囲が異なります。

どの媒介契約が良いかどうかはケースバイケースですので、それぞれの特徴を理解して選びましょう。

査定せず売り出し価格を決める

査定をせずに、希望や予測で売り出し価格を決めるのはやめましょう。

売り出し価格が高すぎると売れず、安すぎると損をしてしまいます。

不動産会社に査定を依頼し、価格相場に見合った適切な売り出し価格を設定することが大切です。

ネームバリューやイメージだけで不動産会社を選ぶ

家の売却を任せる不動産会社は、ネームバリューはイメージだけで選んではいけません。

TVで宣伝している有名な大手不動産会社でも、家を売却する地域に支店がなかったり、実績がなかったりする可能性も。

査定を依頼した際の不動産会社の実績や、営業担当者の対応なども重要なポイントです。

「仲介」と「買取」の違いを知らないまま不動産会社を選ぶ

家の売却方法としては「仲介」が有名ですが、「買取」という方法もありますので、違いを知っておく必要があります。

仲介は不動産会社が買主を探し、家の売却に関する手続きをサポートしてくれます。

広告を出して広く買主を募集するため、売却価格は高くなりやすいですが、買主を見つけるまでに時間がかかったり、仲介手数料がかかったりするデメリットも。

一方の買取は、不動産会社が買主となるため、短期間で家を売却できます。

不動産会社と直接取引するため仲介手数料もかかりませんが、売却価格が低くなるデメリットがあります。

仲介と買取では買主やメリット・デメリットが異なりますので、違いをしっかりと把握することが大切です。

スケジュールを立てずに急いで売り出す

売却計画を立てずに急いで家を売ろうとすると、不動産会社に足もとを見られて買いとられてしまう可能性があります。

家を売却して現金化するまでには、数カ月かかります。

冷静に判断できるようにきっちりとスケジュールを立て、余裕を持って準備しましょう。

ローンの残高を確認せずに売却を決める

原則として、ローンを返済中の家を売る場合、ローンを完済しなければ売却手続きを進められない。

ローンの残高を確認せずに売却手続きを進めてしまうと、不動産会社やローンを利用している金融機関との間でトラブルが生じる恐れがあります。

住宅ローンの残債があやふやではスムーズに売却を進められないため、まずは現在のローン残高を把握することから始めましょう。

ローンを組んでいる金融機関に申告せずに売り出す

住宅ローンを利用して家を購入した場合、金融機関による抵当権が設定されていますので、ローンを利用している金融機関に無断で売却できません。

必ず金融機関に相談・申告し、ローンの完済や抵当権抹消の手続きを行う必要がある。

売却にかかる費用や税金を調べずに売り出す

家を売る際には、費用や税金がかかります。

予想よりも高値で売却できたとしても、売却価格から諸費用や税金を引くと、あまり利益が出なかったケースも少なくありません。

家の売却には、さまざまな費用や税金がかかります。

  • 仲介手数料
  • 抵当権登記の抹消費用
  • 印紙税
  • 登記費用
  • 譲渡所得税
  • 解体・リフォーム費用
  • 引っ越し費用

上記は一部で、実にさまざまな費用や税金がかかります。

最終的に手元にいくら残るのかを把握するためには、必要な諸経費に加えて、税金がどれくらいかかるのかを計算しておきましょう。

不動産会社に相談せずに解体やリフォームする

家を売却する前に独断で解体やリフォームすることはやめましょう。

築年数の古い家を解体やリフォームすると、売りやすくなる可能性もありますが、高額な費用をかけてしまうと、売却した際の利益が下がってしまいます。

また、解体やリフォームしても、希望通りに売れない場合もあるため、事前に不動産会社に相談し、解体やリフォームが必要かどうかを相談してから進めましょう。

家の売却中にやってはいけないこと

家の売却中には、買主との条件交渉や内見対応などやらなくてはならないことがあるため、不動産会社に任せっきりにはできません。

家の売却中にやってはいけない7つのことをご紹介します。

不動産会社に任せきりにする

不動産会社は不動産売買のプロですので、ある程度は任せることができますが、任せきりにするのはNGです。

あくまでも不動産会社は家の売却を仲介する立場ですので、さまざまな判断は売主が行わなければなりません。

不動産会社の担当者と定期的に連絡を取って進捗状況を確認し、売却がスムーズに進んでいない場合は売り出し価格を修正するなどの対策が必要。

売り出し価格を相場よりも大幅に高くor安く設定する

少しでも高く売りたいからといって、売り出し価格を相場よりも大幅に高く設定するのは避けましょう。

買い手も相場を把握済みですので、売り出し価格があまりにも高すぎると、検討する段階で候補から外されてしまいます。

反対に、できるだけ早く売りたいからといって、売り出し価格を相場よりも低く設定してしまうと、家や土地に何らかの不具合があるのかと受け取られてしまいます。

スムーズに売却するためには、売り出し価格に注意が必要です。

内覧の準備・対応を適当にする

買い手は内覧の結果で家を購入するかどうかを最終的に判断するため、準備や対応を適当にしてしまうと、せっかくのチャンスを逃してしまいます。

良い印象を与えるためには、以下のポイントを意識しましょう。

  • 水回りを中心に念入りに掃除する
  • 不要なものは処分して空間をスッキリとさせる
  • 換気を心がけて部屋の空気を快適に保つ

掃除や片づけは必ず行い、きれいで魅力的な家に見えるようにします。

また、購入希望者からの質問や疑問にわかりやすく答え、ゆっくりと見て回れるように配慮してください。

価格・条件交渉に応じない

価格や条件の交渉に応じないと、いつまでたっても家を売却できません。

あらかじめ妥協できる部分とできない部分を決めておき、買い手と交渉しましょう。

売却のチャンスを逃して後悔しないためにも、価格や条件に妥協できる基準を決めておくことが欠かせません。

不具合や不利な情報を隠す

家の不具合などの不利な情報を隠すのはNGです。

売主には「契約不適合責任」が生じるため、契約内容と家の品質などが合わない場合、売主は補修費用や賠償金を請求されたり、契約解除などを請求されたりする恐れがあります。

他にも、騒音や悪臭などの目に見えない問題や、墓地や高圧線鉄塔などの嫌悪施設が周辺にある場合も告知が必要。

売却を成功させるには、不動産会社に隠し事をせずに相談し、対策を考えることが大切です。

家や庭の手入れをせずに放置する

空き家を売却する場合、家や庭を手入れしていない状態で売りに出すのは避けましょう。

放置された家は内見での印象が悪いため、契約につながらなかったり、値引き交渉されたりする可能性が高まる。

建物の掃除や庭木の手入れなど、少しの手間でスムーズな売却につなげられます。

契約内容を確認せずに署名する

不動産の売買は金額が大きいため、契約書に署名する際には、契約内容をしっかりと確認しなければなりません。

特に、しっかりと確認しておきたい項目は以下の5つです。

  • 売買代金や手付金などの金額
  • 買主からの支払日
  • 契約不適合責任の期間
  • 引渡し前による物件の滅失・毀損時の内容
  • 所有権の移転と引渡しの時期

疑問点や不明点がある場合は、不動産会社に相談・確認し、誤りや漏れがないよう丁寧に確認してください。

家の売却を失敗しないための考え方

家の売却で失敗する大きな原因は、売却期間・売却価格・不動産会社選びの3つです。

失敗する原因をあらかじめ把握しておけば、失敗しないための対策ができます。

それぞれの原因と対策を解説します。

家の売却を失敗しないための考え方

売却期間

売却期間やスケジュールに余裕がないと、相場価格や不動産会社の情報を収集するための時間がとれなかったり、早く売るために大幅な値引きが必要になったりしてしまいます。

特に、売却前の情報収集は重要で、十分に情報を収集できなかった場合、売却価格の設定や不動産会社選びにも悪い影響を与えるため、家の売却を失敗する可能性が高くなるでしょう。

売却価格

家の相場価格を調べておかなければ、適切な売り出し価格を設定できません。

相場価格は査定を依頼する不動産会社でも教えてくれますが、できるだけ査定前に自分で調べておきましょう。

不動産会社選び

家の売却が成功するかどうかの鍵となるのが、不動産会社選びです。

「不動産会社選びの失敗=家の売却の失敗」。

家を売却したいのにマンションの売買を得意とする不動産会社に依頼したり、売却するエリアでの実績がない不動産会社に依頼したりしても、売却が上手くいくはずがありません。

家の売却を成功させるためには、まずは不動産会社選びを成功させましょう。

家の売却でやってはいけないこと!まとめ

家の売却でやってはいけないことを、「家を売る前の準備」「家の売却中」のタイミングに分けて解説しました。

家の売却には、やってはいけないことが山積みです。事前準備や確認を怠ったことで、予想もしないトラブルが生じるケースも少なくありません。

本記事でご紹介したやってはいけないことを1つずつ回避することで、売却をスムーズに進められます。

多くの人にとって、家の売却は一生に一度あるかどうかの一大イベントです。

特に、初めての家の売却では、何から始めたらいいのか不安になるかと思いますが、家という大切な財産を手放すため、慎重に進めなければなりません。

また、売却を成功させるには、不動産会社選びが重要です。

信頼できる不動産会社を選び、営業担当者と二人三脚で事前の準備や売却活動を進めましょう。

○○では、家の売買の無料相談を受け付けていますので、何でもお気軽にご相談ください。

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